形意拳とは

形意拳とは

形意拳は姫際可が創始した心意六合拳、そして姫際可の孫弟子にあたる戴隆邦が創始した戴氏心意拳から分派した流派であり、創始者は戴隆邦の弟子にあたる李洛能です。


李洛能の弟子には劉奇蘭をはじめとした河北派の郭雲深や劉曉蘭、賀运恒らの4人と、山西派の宋世榮、車毅齋、白西元、李广亨ら4人がおり、

この河北派4人山西派4人の高弟子のことを合わせて「八大弟子」と呼んでいます。この八人は後に形意拳を広く伝えます。


形意拳は、内家三拳に属していますが、その中でも最も習得しやすいとされ、「太極十年不出門、形意一年打死人」という言葉があるように、

一生懸命に形意拳を練習すれば短期間で人を撃ち殺すほどの力を得られるといわれています。

 

練功内容

練功内容としては、無極式站椿から始まり三体式站椿、

五行拳、連環拳、金剛八式拳、雑式捶、十二形、十二紅捶などの単練套路に、劉敬儒師爺の編纂した十二形精典套路や三手砲、五行砲、安身砲などの対練套路があります。

武器術としては剣、刀、槍、大杆子。流派によっては麟角刀、九節鞭、春秋大刀、双刀、棍、鞭杆などがありますが、

姫際可が神槍と呼ばれていたため槍術が一番有名です。

 

思想・理論

思想には陰陽五行説が組み込まれており、五行拳がその代表といえます。

劈拳:金

崩拳:木

鑚拳:水

炮拳:火

横拳:土

また陰陽五行説に付随して中医学における「五臓六腑」の理論も組み込まれており、

健康にも良いとされています。

劈拳:肺・大腸

崩拳:肝臓・胆嚢・三焦(リンパ管)

鑚拳:腎臓・膀胱

炮拳:心臓・小腸

横拳:脾臓・胃