形意拳術,  未分類

理論を完成させし達人『宋世栄』

 宋世栄、字を約齋、鐿泉あるいは鏡家と呼ばれた。生没年は約1849年―1927年とされ、宛平県(現在の北京市)に生まれ、後に父の宋永禄とともに山西省の太谷に移り住み、時計修理店を営んでいました。幼少の頃の宋は知的で教養があり、本や囲碁を好み、特に拳芸を好んでおり様々な拳術を学びました。その後、弟である宋世徳と共に李洛能老師に拝師し入門、十年間熱心に形意拳を学び修めました。

 宋の五行拳十二形拳それぞれ妙技の域に達し、特に内功の洗髄二経を深く学びその原理を悟り、さらに陰陽五行太極八卦と三教哲学を理解しました。内功四経を通じて自身で深く探求したことで、拳技と融合させることに成功し、形意拳と内功との有機的な結合を起こし、後世に残る貴重な武術財宝となったのです。

 宋世栄は理論を完成させただけでなく、技術にも大きな創意工夫を加え「内功盤根」「十六把」「麟角刀」などの拳や器械の套路を生み出し、形意拳の内容をより充実させたと同時に宋氏形意拳の体系の基礎を築きました。伝人には宋虎臣、宋鉄麟、賈蘊高、任尔琪、王嗣昌、趙守鈺らがいます。

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