形意拳術,  形意拳要論シリーズ

【形意拳要論】形意拳両儀

両儀

 两仪者,由一气而生,即天地也,亦即阳阳也。独阳则不生,孤阴则不长,阴阳酝酿而万物化生,此天地自然之理也。人生亦一小天地也;凡四体百骸,一举动,无一不可以阴阳分之。阴阳和,则体健而动作顺遂;阴阳乖,则体弱而举动失措。盖阴阳由 “先天真一之气〞而生,然秋养此先天真一之气,而保持不失,亦必先自阴阳调和始,此习形意拳者不可不知两仪者也。如以人体言:肩,阳也,胯,阴也,肩与脾须相合,即阴阳相合也。(肩与胯合,肘与膝合,手与足合,是日外三合。见后形意拳六合。)时,阳也,膝,阴也,肘与膝领相合,即阴阳相合也。手,阳也,足,阴也,手与足领相合,即阴阳相合地。以动作言:伸,阳也,缩,阴也;起,阳地,落,阴也。伸缩自然,起落合度,亦即阴阳相合之谓也。他如阴中有阳,阳中有阴,阴极则生阳,阳极则生阴,错综变化莫可端倪,学者须体会其意而明辦之可也。

 両儀は一気から生まれ、即ち天と地、または陰と陽である。陽が独りであれば何も生まれず、陰が孤りであれば何も育たず、陰と陽を醸すと万物が生まれるという、天地自然の原理である。人の生も小さな天地である。四体(四肢)百骸(多くの骨)、一挙一動これらのすべては陰と陽に分けることができる。陰陽が調和していれば、身体は健康で円滑に動き、陰陽が調和してなければ、身体は病弱で動きは蹉跌してしまうのである。

 陰陽というのは「先天真一之気」から生まれるものだが、この「先天真一之気」を養い、そして維持するためには、まず陰と陽を調和することをはじめとしなければならず、これが形意拳を練習するものとしては知らないでは済まされない両儀である。

 例えば人の体でいうのであれば肩、これは陽であり、胯は陰である。肩と脾が調和していること、つまり陰と陽が調和していることが必要である。(肩は胯と、肘は膝と、手は足と調和しており、これを外三合という。 後述の「形意拳六合」を参照。)肘は陽であり、膝は陰である。肘と膝が調和している、つまり陰と陽も調和しているのである。手は陽であり、脚は陰である。手と足が調和している、つまり陰と陽が調和しているのである。

 動きでいうのであれば、伸は陽であり、縮は陰である。起は陽であり、落は陰である。自然な伸縮、程よい起落、それ即ち「陰陽相合」とも言われている。陽の中に陰があり、陽の中に陰があり、陽極の中に陰があり、陽極の中に陰があるように、すべて表裏一体である。その複雑さや変化を理解するのは容易ではないが、学ぶ者はこの言葉の意味を理解する必要がある。

【形意拳要論】形意拳両儀 はコメントを受け付けていません